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くるねこ くるねこ大和
 ブログ本です。商業デザイナーの方の猫にまみれた日常を、素朴なタッチのイラストと写真+テキストで綴るブログの、書籍化されたものです。

 ネットの海を漂っていてそのブログを偶然見つけ、おもしろくて過去ログまでさかのぼって全部見て、笑ったり泣いたり和んだりしてました。でも書籍化したときは、買う気はこれっぽちもなかったんです(失礼)。何でかっていうと、いつでもブログは見られるから。
 なのに何で買っちゃったかというと、私は月に1度実家のトウちゃんのところに遊びに行ってるんですが、その帰りの汽車の中で何か読む本がないかなと書店をうろついていたときに、目に留まっちゃったんですよね。で、買って読んだら案の定ハマった、というわけです。

 やはり、モニタで見るのと本で見るのとは感じが変わりますね、どちらもそれぞれ良いです。書籍化に当たって、加筆修正したり、構成を変えたりしてあって、両方を見比べてみると、なるほどなって感じです。紙で見るのに向く構成や切り口と、web向けのそれとは、微妙に違いますから。書き下ろしのイラストもたくさんあります。
 読んでいても、何となく、マンガって感じがしないんですけど、やっぱマンガなんでしょうね。行間、というかコマ間を読ませる作りの、エッセイ漫画って感じでしょうか。同じコマを続けて何枚も並べる表現が良く出てきます。好き嫌いありそうですが、私は結構好きです。

 装丁は白っぽくて、ものすごくツカの出るふわふわした紙で作ってあるのを見て思わずニヤリ(業界人的?)。かさばる本です。というのはまあ冗談ですが、装丁もやはりご本人がされているようで、明朝系で級数のデカイ題字もイメージぴったりだし、帯の陰に誰かが隠れているのも、見つける楽しみがあります。

 好きなエピソードは、くるさんが高校生の時に死んでしまったにゃんの話と、ぴょいーん氏の一連の話です。ブログ公開当時は細かくは触れられていなかった(描けなかったんでしょう)もんさんがFIPで大変だったときの話とか、猫飼いならわかるわかるって話がいっぱいです。そんなつもりなかったのに、結構泣かされました。くやしい。
[2009/01/22 01:00 ] | 人生で大切なことはみんな漫画で教わった | コメント(0) | トラックバック(0)
きのう何食べた? よしながふみ
 私は漫画が大好きです。文句あっか。なので、ひとつ新しいカテゴリーを作りました。普通の書評ならあまぞんとかでいっぱい出てると思うので、それと同じことを書いてもしょうがないから、そういうのはここでは出てきません。ワタシにとってのツボだったところと、雑感をちらほらと覚書程度にまとめていきます。
ちなみに、星はないです。ここで扱うのは全て自分的には5つ星のものばかりなので。

 というわけで栄えある第1回は、これ。昨年暮れに2巻目が出て、こちらはどこでも平積みになっているんだけど、1巻がどこを探してもない。散々歩き回って、やっと見つけました。

 主人公は、私と同年代のゲイのカップル。実際に、こんな人いるかよ?! って感じの美しい2人ですが、でも、濡れ場っぽい場面は一切ありません。だから“腐”じゃない人も、ノンケの男性もするっと読めると思います。ウチの旦那もそう言ってました、っつーかワタシは別に腐じゃないし。
 そんな2人が、淡々と仕事をして、淡々とご飯を作って、そして一緒に食べています。その、シロさんがご飯を作るシーンがスゴイ。下手な料理本よりきっちり書いてる感じ。マー、レシピ的には、充填豆腐とか焼肉のたれとかめんつゆとか、ウチでは絶対に使わない調味料とか材料とかがバンバン出てくるので、実際に同じものを作るかどうかはまた別の話。ですけど、これを読んだら料理がしたくなるのは間違いないです。何か美味しいものを作って、誰かと一緒に食べて一緒に美味しいねって言いたいなーって、しみじみしちゃいます。
 装丁も面白いですよ、少し透けてるカバーから、表紙の文字が透けて見えるの。でも、本体とカバーと帯の全てが収縮率が違うもんだから、書店店頭で掛けてあったシュリンクを外したら、突っ張っちゃって浮いてるのが残念。こういう本って多いけど、これ、何とかならんですかね。
 ワタシ的に一番ツボだったのは、2巻の20ページ。クリスマスの夜のご飯を食べながらケンジが「いい夜だね」って言うトコロ。この2人、弁護士でポーカーフェイスのシロさんが女で、美容師で表情豊かなケンジが男だそうなんだけど、ケンジのやることなすこと全てがけっこう乙女で、いじらしくて可愛いんです。あまりにも可愛くて、泣けてきます。
 普通のご飯が美味しいって、一番幸せで大切なことかもしれません。
[2009/01/16 04:44 ] | 人生で大切なことはみんな漫画で教わった | コメント(0) | トラックバック(0)
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